平川市在住の舞踏家
　雪雄子さんの舞踏ソロ【復活】が
　７月２５日午後３時から
　弘前市のスタジオ・デネガで開かれます。

　栃木県宇都宮市で雪さんが披露した
　【復活】を観た山田スイッチさんが
　これはぜひ津軽のひとにも観てほしい
　と企画しました。
　雪さんの師匠でもあり
　１０３歳で逝った舞踏家大野一雄さんへの
　追悼の舞踏でもあるようです。

　作家の田口ランディさんがつけた公演のタイトル　　　
　には舞踏の復活への願いが込められているそう　
　です。

音響・照明は、曽我傑さん。

公演は、７月２５日　午後３時から（午後２時半開場）
場所は、弘前のスペースデネガ（スタジオ・デネガ）
料金は前売り　３０００円　当日　３５００円
前売り券取り扱いは、
紀伊国屋書店弘前　SPACE　DENEGA　名曲喫茶ひまわり
カリ・マハラジャ　うどん十兵衛　

雪さんは１２年前
私的に素敵の取材で出会いました。

彼女が栗の木と山の風景に惹かれ
尾上に住み始めたころでした。

舞踏の不思議は
一時間踊ると
零歳から百二歳までのことが体験できることと言って
微笑んだ雪さん。

あどけない女の子のような目で笑ったり
悟りきった老女のような表情を見せたり
厳しい芸術家の目で見据えられたり
二時間の取材のつもりで自宅を訪ねた私は
丸一日
彼女と向き合ったのを思い出します。

息せき切ってインタビューする私に
そんなに急がないで。
アトリエを吹き抜けていく風の匂いや
音に耳を傾けないで
どうやって私を理解しようというの？と
目が怒っていましたから。

ゆっくり静かに空（くう）と遊び
空を舞った雪さん。
無垢なるものになれば
その人はもう舞踏家と言い切った言葉が
忘れられません。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （文責・清水典子）　
お二人は「私的に素敵」で紹介されています。
　雪　雄子さん  →  こちら  　山田スイッチさん  →  こちら