「津軽の四季コンサート」


津軽の四季コンサートが10月14日、深川江戸資料館・ホールで開かれました。
東奧義塾高校の同窓会「塾友会」とふるさと藤崎会の主催です。
陸奥新報社文化部に勤務していたころ、「女のページ」に連載した
「和菓子で描く弘前」の中から
コンサートの為に書き下ろした11編をフリーのアナウンサー
若山多香子さんが朗読してくれました。
「和菓子で描く弘前」からイマジネーションを受け、藤崎町出身の
作曲家小山内たけともさんが作曲し、誕生した組曲「津軽の四季」。
今回は和菓子の画とのコラボではなく、津軽の情景写真と一緒に
楽しんでいただきました。

コンサートの模様を少しだけご紹介します。

しんしんと
ステージの上に
雪が降り始めました。
そこはもう
雪国。
草も
桜の木も
虫たちも
みんなぐっすりと
眠っています。
津軽の四季は
白い世界から
歩み出します。

雪どけを待つ
春待月。

桜舞い散る春爛漫。
あと何回
あのひとと
桜を見ることが
できるでしょうか。

そして宵宮
夏氷
ねぷた
季節は夏から秋へ。

雪虫が飛ぶ晩秋
初雪が舞い
津軽は再び
雪に包まれます。

東京の方々に津軽の魅力、北国に生きる人々の心意気
心持ちを伝えることができたら、しあわせです。

これからも県内外の方々に津軽の魅力を伝えていきたいと思っています。

                                                                                (文責・清水典子)

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