
花くらぶは青森県津軽を中心とした新聞「陸奥新報」に平成6年4月から平成19年5月まで連載した、津軽で活躍する女性たちを取材したコラム「私的に素敵」(清水典子記)に登場した女性たちでつくるネットワークです。
現在メンバーは約200人
花くらぶ会員紹介
「花くらぶ」代表 清水
典子

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
東京は蒸し暑い日が続いています。津軽は涼しい夏のようで、出穂も遅れている様子、農作物の出来が心配です。
私も津軽の地を離れ、二年三カ月の月日が経ちました。東京と青森を繋ぎたいという思いは今も変わらずに持ち続けており、今年は二つの行事を企画していますので、お知らせしたいと思います。 …
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十一月の空に山茶花が映える東京です。
津軽から届いた初雪の便りに、雪化粧をした岩木山を思うこの頃です。
今年も残りひと月あまりとなりました。
お忙しい時期かと思いますが、十二月十九日午後二時から
藤崎町文化センター大ホールで 朗読と演奏で描く「津軽の四季コンサート」と「津軽は素敵!東京と青森をつなぐトークショー」を開きます。
ひと足早く、コンサートの模様をお届けします。
明かりの消えた真っ暗な会場に、激しい雪まじりの風が吹き荒れます。
やがてしらじらと明るくなったステージには、グランドピアノに向かう小山内たけともさんの姿が。
「睦月、一月。津軽の大地は深い雪に包まれます。」で始まるエッセイ「雪の華」を朗読するのは、花くらぶ会員の若山多香子さん。
「春待ち月」「観桜会」「まるめろ」。十一編の私のエッセイにそれぞれ
かろやかなメロディやわらべ唄風の曲、お囃子調のものなど多彩な曲が添えられ
朗読と演奏が絡み合い、手を携えて、「津軽の四季」を構築していきます。
白いスクリーンには会員の工藤新子さんが描く四季の和菓子の画が映し出され
津軽の風景と重なっていきます。
会員の桜庭由美さんと「さくらコーラス」の皆さんの歌も披露されるなど
異色のコラボレーション・コンサートでもあります。
東京から思いだす津軽の四季おりおりの風景は、力強く、美しく、そして繊細で
その源にあるのは津軽の冬であり、雪であったと思います。東京から津軽に寄せる
思いが朗読と演奏で伝わることを祈っています。
東京をはじめ全国各地、どこの町も不況の底にあって、じっと息をひそめているような情況です。
だからこそ、一陣の風を吹かせたい。
投げ込まれた小さな石が静かな湖面に水紋を広げていくように。
こんな時だからこそ、何かをしたいと思います。
「大それたことを企画してしまったかも」とドキドキしながらも
何もしないより、何かをしたい、そう考える私です。
二部では「津軽の素敵」について、会場の皆さまと一緒に考えていけたら、嬉しいです。
「私的に素敵」の企画が生まれて十五年が経ちました。
今も、取材した津軽の女性たちの個性、パワーを思い出しては、「津軽は素敵だ」と心の底から思います。
今回のコンサートは東京と津軽を結ぶ始まりのコンサートです。
来年は弘前を会場に、東京の女性たちと津軽の女性たちを結ぶ何かを
開きたいと考えています。
チケットは種のようなもの。そこから芽生える何かを楽しみに
十二月のイベントを待ちたいと思います。
当日は午後一時から二時まで、同館ロビーにて
花くらぶ会員の佐藤とく子さんはじめ藤崎町茶華道協会の皆様が
煎茶とお菓子のお接待をしてくださいます。
休憩時間には和菓子のあたる抽選会などもあります。
ぜひ足をお運びください。
※ 朗読と演奏で描く「津軽の四季」は12月19日午後2時開演
藤崎町文化センター大ホールにて。
第一部 朗読と演奏で描く「津軽の四季」コンサート

朗読 若山多香子 作曲・ピアノ 小山内たけとも
文
清水典子 画
工藤新子
第二部 「津軽は素敵!〜東京と青森をつなぐトークショー」
小田桐智高藤崎町長
小山内たけとも
若山多香子
清水典子
入場料 大人2000円 中学生以下1000円
問い合わせ 清水 080−1282−8466
若山 090−9642−6274

岩木山の麓で
訪れる人々に安らぎを与えてくれる場
森のイスキアを開く佐藤初女さんの講演会とビデオ上映会が
10月12日午後1時から
弘前市民会館で開かれます。
「出会いは未来をひらく」というタイトルで
これまでにご縁を得て出会った方々のこと
人生の出会いや出来事
それらのもつ意味など
お話くださいます。

花くらぶのメンバーで大鰐町早瀬野でひばのくに迎賓館を開く山内まつゑさんを中心に一九九八年から厳冬の二月、ひばのくに周辺の広場で開いてきた「雪の
大食卓会」が第三十一回サントリー地域文化賞を受賞し、八月五日、ANAインターコンチネンタルホテル東京で授賞式が行われました。
…
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| *ひばのくに迎賓館にて |
| 山内まつゑさん(右)と黒滝貴子さん* |
大鰐町早瀬野で毎年二月に開かれている「雪の大食卓会」に、今年度のサントリー地域文化賞が贈られることが決まりました。
「雪の大食卓会」は早瀬野にペンション「ひばのくに迎賓館」を開き、花くらぶのメンバーでもある山内まつゑさんらが中心となって開いてきたもので、世代や地域の枠を超えてみなが集い、厳しくとも豊かな冬の山の暮らしや恵みを楽しむ活動が評価され
ました。…
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弘前市のシャンソン歌手秋田漣さんが
7月9日10日11日13日14日15日の6日間
恒例のパリ祭を桶屋町のシャンソン酒場「漣」で開きます。
開演は午後6時30分。
故郷の山は美しいと歌う「ふるさとの山」
土手町の町並みが目に浮かぶ
「街」
私たちの生まれた土地津軽など
故郷への思いを津軽弁を交えて語り
歌います。…
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花くらぶの会員さんで青森市在住の画家
張山田鶴子さんの個展が
6月23日から28日まで
青森市民美術展示館で開かれます。
田鶴子さんを私的に素敵で取材したのは
もう15年も前のこと。
青森市金沢にあるアトリエ『ふろーら』は
文字通り田鶴子さんの描いた花で溢れていました。
今回の個展は昨年県褒章を受賞した記念の展覧会となります。…
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岩木山の麓、湯段でいやしの家「森のイスキア」を開く、佐藤初女さんの初めてのお料理の本が完成しました。
表紙には、一心にすり鉢でゴマをあたる初女さんの姿があります。
私が初めて初女さんに出会ったのは、今から十七年ほど前。 イスキアに取材に行くと、龍村監督がちょうど「地球交響曲〈ガイアシンフォニー〉第2番」を撮影している所でした。 台所に座って、菊の花をむしっていた初女さんの姿が印象に残っています。…
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狩野 綾子さん
弘前市出身のこぎん刺作家
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「津軽こぎん刺」というと、藍地に生成の糸で刺す作品を思い浮かべますが、狩野綾子さんのこぎん刺はちょっと違います。オレンジ色の麻地に生成の糸で文様を施したティーポットカバー、カーキ色の麻におしゃれなグリーンブルーの糸という組み合わせのクッション。
生成の布に白い糸で刺した作品はまるで雪の結晶のよう。「これもこぎん刺?」と目を見張る私に「文様はすべて伝統的なもの」と微笑む狩野さん。よく目にするこぎん刺となぜこんなに印象が異なるのでしょう。
織り目が規則的で目の詰まった布に定められた文様をきっちりと刺していく伝統的なこぎんに対し、狩野さんは粗く不規則とも思える布目の麻を選び、伝統の文
様をさまざまに組み合わせます。柔らかく刺した糸のふんわり感があたたかく、優しい印象。色合いの多彩さと相まって、現代の私たちの暮らしにもしっくりと
馴染みます。
狩野さんがこぎんを刺し始めたのは今から八年ほど前。それまでパッチワークや裂織りなどを手掛けてきましたが、こぎん刺には興味をひかれなかったといいま
す。「故郷に帰った時目にするこぎん刺は、お土産として売られているもので、今の暮らしに寄り添ったものには思えませんでした」。そんな狩野さんに「自分
らしいこぎんを刺してみたら」と声を掛けたのが、ギャラリーを営む稲垣早苗さんでした。図書館に行き、こぎん刺の伝統の文様を調べ、改めて基礎模様「も
どっこ」の美しさに驚いたといいます。それから手探りで「自分のこぎん刺」を模索してきました。
平成十八年、稲垣さんが日本橋に新たにオープンしたギャラリー「ヒナタノオト」に、狩野さんは「針の森」という名で自分の作品を並べました。ミニポー
チ、持ち手にこぎんを刺したサブバッグ。並べるそばから若い女性たちが購入していきました。自分でも刺してみたいという女性が増え、こぎん刺のワーク
ショップも何回か開きましたが、いつも満杯という人気。「北欧の刺繍を思わせる色遣いと雰囲気が若い人の感性に合うのでしょうか」と狩野さんは話します。
今年の十二月十七日から十九日まで、弘前市立百石町展示館で大きな作品展を開きます。「これまでは伝統の地に自分の作品を持って行くのにためらいがあり
ましたが、私はこんなこぎんを作っていますという気持ち。見て、感想を聞かせてもらえたらうれしいです」。クリスマスツリーを思わせるタピストリー、生成
に赤い糸で「猫の足」「紗綾形」など「もどっこ」を刺した愛らしいクッション、布目の大きな生地にベージュピンク、ミントグリーンなど淡い色調の綿糸で
さっくりと模様を施したブランケットなどさまざまな作品が並びます。
「飾って眺めるだけでなく、本来のこぎんがそうだったように、実際に使って、汚れたら洗い、風合いや色合いが変化していく姿を楽しんでほしい。身に着け、
触れて気持ちのいい作品をこれからも作っていきたいです」。故郷での初個展ではこぎん刺の新たな魅力が提示されそうです。
(文責・清水典子)
ふるさとへの思いを音楽で伝えたい
小山内たけともさん
藤崎町出身の作曲家

「アデランス〜」のCMメロディの作曲者として知られる小山内たけともさん。「モーツァルトを尊敬し、民謡を愛し、演歌に涙し、子どもの歌にルンルンする万年青年」を自称します。
小山内さんのCD「らくがき・Piano」を聴くと、繊細でロマンチックなメロディラインが広がり、万年青年の持つ感性の豊かさに触れたような気持ちになりました。
…
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東京の中心で津軽弁を叫ぶ!
津軽弁の魅力でノックアウト
「方言に惚れた
が悪いか!」という挑戦的なタイトルのトークセッションが八月六日、ジュンク堂新宿店で開かれた。津軽弁のネイティブ・スピーカー鎌田紳爾さんと米国生ま
れの詩人で高木恭造の詩集「まるめろ」を英訳したアーサー・ビナードさんが津軽弁の魅力、翻訳の難しさ、楽しさなどを話し、「方言の面白さ」について多方
面から語り合った。
…
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若山多香子さん
フリーアナウンサー 藤崎町出身東京在住
「へばの〜」。
やさしく晴れやかな声が耳に心地よく響きま
す。美しい共通語としなやかな津軽弁、バイリンガルの彼女は青森県人会や県出身者の集いで司会役として欠かせない存在です。
おっとりした雰囲気と心を安らがせてくれる笑顔から「にこさん」の愛称で親しまれているのが、フリーアナウンサーの若山多香子さん。
平成11年から、RABのラジオ番組「長寿セミナー」のインタビュアーとなり、森村誠一、藤田弓子、日野原重明さんなど中央で活躍する著名人から普段は誰にも見せない顔を引き出してリスナーを楽しませてくれています。
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花くらぶには、さまざまな分野で働く女性たち、多才な作家、個性的でユニークなキャラクターが揃っています。
共通点は前向きに生きる姿勢と青森が大好きなこと。そして美人揃い!花くらぶではこれまで、
会員によるシャンソンコンサートや講演会、ワークショップなどさまざまな催しを開いてきました。
これからも会員相互の情報交換を含め、ホームページを通してさまざまな情報を発信していきたいと思います。
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